夢の残像、思考の欠片

泡のように儚く消える私の日常と、思いつき。

私は自信がない。

私は、ずっと昔から、人との関係に自信を持てなかった。

 

たぶん、小学生くらいから。

 

人にとって、自分は要らない存在、いてもいなくても変わらない存在だと思っていた。

 

親に対してはもっと最悪で、生まれて来てごめんなさい、と思っていた。それは、幼稚園の頃の古い記憶もある。

 

ずっと、私の存在が、親の人生に邪魔だと思っていた。

 

いつしか、私は人から「要らない」と言われることに強い恐怖を覚え、むしろ人と距離をとってみたり、人に嫌われないように尽くしてみたり、いろいろやって、いろいろ失敗した。

 

ギブ&テイクで言えば、私はいつもギブ、ギブ、ギブ。

 

せいいっぱい尽くして、人から嫌われないために必死だった。

 

誰かに尽くして笑顔になってもらうこと、人から必要とされることが、私が私の存在を許せる唯一の方法だったから。

 

---

 

こうして書き始めて、自分を少し客観的に見ると、私は情けないくらいにこじらせている。

 

書くだけで、落ち込んでくる。

 

今日は、中学・高校・大学、ずっと同級生だった親友とランチをした。たぶん、長年の親友でさえ、私のこの部分は分かっていないと思う。

 

私のこの部分は、誰かに理解してほしいわけじゃなくて、むしろ隠しておきたいと思ってきた。

 

あなたがこれを読むことがあったら、あなたは私を好きじゃなくなるかもしれない。

 

自分の本質を誰かに見られたら、幻滅されて、人がみんな遠ざかっていくという恐怖。

 

それでも、私はこうして書いている。

 

書くことは、苦しい。

 

苦しみながら書いて、落ち込んで、私はいったいどうしたいの?

 

私は、ますます自信を喪失してゆく。