夢の残像、思考の欠片

泡のように儚く消える私の日常と、思いつき。

あの夏を忘れない。

4日ぶりの更新になる。

 

31日間連続して更新していたのに、3日間、更新できずにいた。

 

この4日間を振り返ってみると、私は申し分のないほどに幸せな時間を過ごしていた。

 

私の人生で、こんなに幸せを感じられる日々があったのか思い出せない。

 

ただ、宝物のような一日一日だった。

 

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私は、基本的に自由な人生を歩んでいるので、上司だとか社長だとか、肩書だけで人を敬うことは嫌厭している。

 

自分が担ぐ神輿は、自分で選びたいタイプだ。

 

私が「ボス」として仕えた人は数人いるけど、そのうちの1人が数日前に亡くなった。

 

どのように仕事をやりくりしてみても、通夜も葬式も行けない。

 

ボスが私のSNSにコメントをくれたのは少し前のこと。

 

そのあと、何があったのかは今のところ分からない。死因は聞いていない。

 

今わかっていることは、ボスが亡くなったことと、最後のお別れができないこと。

 

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私はお葬式が好きじゃない。

 

お葬式で神妙な顔をして焼香するのが、なんともわざとらしくて苦手なのだ。

 

人とのお別れには、いろいろなタイミングとやり方がある。

 

通夜や葬式に行かなくても、私には私なりのお別れをさせてもらう。

 

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私と私のボスのことは、朝日新聞で記事になったことがある。暑い夏の出来事が記事なった。

 

いま、私は熊本にいるのだけど、昔、死にそうに暑い熊本で、ボスと一緒に死にそうになっていたことを思い出す。

 

あの夏のことは、ずっと忘れない。それでいい。

 

私もいつか追いかけるから、それまではこっちで頑張る。

 

だから、しばらくは、呼ばないで。