夢の残像、思考の欠片

泡のように儚く消える私の日常と、思いつき。

生き続ける。

あなたと私は、8月14日にお別れした。

 

別れたのは、あなたが、前の恋人と戻るため。

 

その理由は、私にはあまりに残酷だった。

 

でも、あなたはすぐには戻らなくて、その人と私の間で揺れているように見えた。

 

私への優しさと、私への愛情があったのだと思う。とても辛そうに見えた。

 

潔く身を引くべきなんじゃないか、それが本当の愛情や優しさなのではないかと思ったりもしたけど、もしかして私を選んでもらえるチャンスがあるかもしれないと諦めきれず、私は悪あがきした。

 

どこかで、戻らないことを期待していた。

 

でも、この前、「戻ったの?」と尋ねたら、あなたは短く「うん」と言った。

 

そのときの私の反応は、あらかじめ用意していた言葉を、うまく言えたと思う。

 

私の感情の蓋は、しっかり閉まってはいなかったけど、溢れ出して崩壊することはなかった。

 

大丈夫、私は大丈夫。

 

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あなたが最初にその人と戻ると言った頃よりは、私の心境はずっと違う。

 

私とどうであれ、その人とどうであれ、あなたは私を愛してくれたし、今でも私を好きでいてくれている。

 

そして、戻った今でさえも、苦しんでいるのだと思う。

 

そんなあなたを私は好きだし、幸せになってほしいし、私の人生の残り全部をあげてもいいと思う気持ちは変わらない。

 

あなたの人生は続いていく。

 

私は、あなたの幸せを願いながら、待ち続ける。

 

あなたが私を忘れない限り、私は生きてゆく。